特集-インタビュー

第3回 岡山明先生が語る 保健事業を成功させるための戦略<後編>

財団法人結核予防会常任理事
第一健康相談所長
生活習慣病予防センター長
生活習慣病研究センター長
岡山明先生
昭和57年大阪大学医学部卒業後、滋賀医科大学助教授、岩手医科大学教授、国立循環器病センター予防検診部長を歴任。平成19年7月より現職。予防を重視した保健指導という観点から国保ヘルスアップモデル事業における個別健康支援プログラムの開発・実施、事業の分析評価を行い、効果的な保健事業に取り組む。専門は生活習慣病、特に高コレステロール血症、糖尿病、高血圧の予防と禁煙教育。循環器管理研究協議会理事、日本疫学会理事。
財団法人結核予防会常任理事 岡山明先生

保健指導を実施する人への人材育成については?

これからは教育の時代です。保健指導のトレーニングをどうしていくかを考えていく必要があります。日循協(社団法人日本循環器管理研究協議会)では、保険者の養成セミナーを今年から始めますが、コースを受けて、OJTを受け終わったら、認定していくことで動いています。一定の基準で保健指導者を認定していくということが保健指導者のスキルアップとともに、キャリアアップにもつながるのではないかと思っています。


保健指導のスキルアップのためには、どんなトレーニングが必要でしょうか。

財団法人結核予防会常任理事 岡山明先生 保健指導の技術は、知識として頭ではわかったつもりでも、実際にやってみるとそううまくはいかないものです。たとえば、「受容的に聞く」といっても、そういう言葉を知っているのと、実際に技術としてそれができるというのは大きな差があると思います。それを越えるためのトレーニングは、ただ研修を受けるだけではなくて、実際にやってみたときに、どういう結果を得たかということまでやってもらうと一番いいなと思っています。

基本的には、保健指導対象者への健康教育はいくつかのステップがあります。アセスメント、アドバイス、軌道修正、それと支援とに分かれると思いますが、やっぱり大事なところはアセスメントをきちんとすること。アセスメントの技術はすごく重要で、実施することで対象者の客観的な状況を背景にしてアドバイスできます。

決めつけてしゃべらない、客観的な情報に基づいてアセスメントした結果を受診者に提供しながら指導していくという形をとれば、「受容的に接する」などの行動科学的な技術はほとんど達成できるのではないかなと思っています。


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