特集-現場レポート

第1回「ピンクリボン」啓発事業 ピンクリボンかながわ

「ピンクリボン」啓発事業 ピンクリボンかながわ 事務局 野口正枝さん(財団法人 神奈川県予防医学協会 検診計画部部長) 「ピンクリボン」啓発事業 ピンクリボンかながわ
事務局 野口正枝さん
(財団法人 神奈川県予防医学協会 検診計画部部長)

日本では、乳がんはここ数年急増しています。罹患率は20人に1人となり、年間で約1万人にも女性が亡くなっているという状況です。

乳がん増加の要因として、女性のライフスタイルの変化などがさまざまなものが考えられます。乳がんから命を守るために、早期発見、早期治療を行うことが大切です。とくに世代で言うと、女性として大切な子育て真最中の時期である30代後半から50代の女性が乳がんにかかる割合が高く、乳がんによる死亡は、社会的にも影響が大きいのです。

全国の自治体や企業では、「ピンクリボン」をシンボルとする、乳がんの早期発見・早期治療の啓発活動が行われています。今回、“ピンクリボンかながわ”の活動について、事務局の野口正枝さんに活動内容について伺いました。

乳がん死亡数ワースト2位から4位へ改善

「ピンクリボン」啓発事業 ピンクリボンかながわ 事務局 野口正枝さん(財団法人 神奈川県予防医学協会 検診計画部部長)神奈川県は、数年前まで東京に次ぎ乳がん死亡第2位という状況でした。現在は、4位となりワーストの順位を下げることができました。
この理由のひとつとも考えられるのが、“ピンクリボンかながわ”の県民への乳がんの知識の普及です。
“ピンクリボンかながわ”では、5年前から、乳がんの早期発見、早期治療をめざし、乳がんの受診率向上とともに乳がん撲滅を目的として活動を行っています。


「魅力的・役立つツール」と「協力の輪」の広がり

「ピンクのマンモグラフィ検診車は女性だけでなく、家族やカップルも多く見学にくるんです」と野口さん。確かに、子どもたちが描いた600点の絵をラッピングされた検診車は魅力的なデザインで人目を引きます。

車内では、実際に検診を行うのではなく、「マンモグラフィは痛いらしい」「実際どんなことをするの」そんな乳がん検診への不安や疑問に放射線技師が答えてくれます。この検診車は人気で、イベントにきてほしいという要望が高く、予約がほぼいっぱいの状況とのことです。

人気のマンモグラフィ検診車 人気のマンモグラフィ検診車

検診車の展示以外にも、ピンクリボンブースの出展による啓発活動を行っています。しこりが触れる乳がんの模型を展示して、実際に触ってもらいます。模型には、硬さや大きさも違う5種類のしこりがあり、しこりの感覚を実感してもらっています。
「触ってみた方が、自分で同じようなしこりをみつけて病院に行きましたと、その後闘病中にご報告にきてくださったこともありました」と野口さん。

ブースの出展は、市町村等の健康まつりといった数万人規模から、小学校のPTAの会など小規模なものまで、啓発の機会があれば積極的に参加しています。
こうした地域に密着した活動を続けるなかで、「ひとつの活動はそこで終わりではないんです。活動で出会った方が別なイベントに呼んでくださったり、ブースの見学者が次はボランティアとして参加してくださったりと、年々、活動が広がっているという手ごたえはありました。」と野口さんは語っています。

イベントで配布している自己触診を掲載したリーフレット イベントで配布している自己触診を掲載したリーフレット

例えば、横浜ベイスターズ専属のチアチーム「diana」は、ピンクリボン活動に共感して、地域のイベント参加など協力を申し出てくれました。

また、昨年に引き続き今年「ピンクリボンかながわ2010」と題して9月25、26日に「象の鼻パーク」「横浜マリンタワー」「神奈川県庁」をピンクにライトアップする予定ですが、ライティングを担当する方からは「僕も昨年より勉強しているのでもっと協力できますよ」と。確実に協力の輪は広がっています。

ライトアップされた横浜マリンタワー ライトアップされた横浜マリンタワー
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