特集-現場レポート

第2回 検体測定室連携協議会の活動について

検体測定室連携協議会つづき

体験! 検体測定室

検体測定室ではどのように測定をするのでしょうか。今回は検連協の検体測定室で弊社編集部 i がHbA1cを体験しました。薬剤師でもある海老塚さんに測定していただきました。
ちなみに編集部iは、「痛いのでは? それに検査値が悪かったら大変」と心配顔。

  1. 検査の内容などの説明を受け、申込書・承諾書をチェックし署名する。
  2. 手を洗い、指さきを消毒する。
  3. 指を下において、穿刺器具のレバーを押す。ほんの少し血液が出る。 指を下において、穿刺器具のレバーを押す。ほんの少し血液が出る。
  4. 指もとから少し絞るようにすると血液が十分量となる。 指もとから少し絞るようにすると血液が十分量となる。
  5. 採血する。薬剤師が専用の測定器にセットする。 採血する。薬剤師が専用の測定器にセットする。
  6. 指さきを消毒し、絆創膏を貼って検査結果を待つ。 ゆびさきを消毒し、絆創膏を貼って検査結果を待つ。
  7. 判定まで3〜5分程度。
  8. 検査後のカートリッジを医療産業廃棄物入れに入れる。 検査後のカートリッジを医療産業廃棄物入れに入れる。
  9. 測定結果を記したカードをもらい終了。
    測定結果を記したカード

検査を終えた編集部 i の感想は、「すごい簡単、全然痛くなかったです。びっくり!」。判定結果はカードに記入されて渡され、ひとめで自分の検査値の程度がわかります。
今回は良い結果で、ほっとしたとのことでした。ほんの少しのフレッシュな血液が健康チェックに役立つことが実感できました。

検体測定室測定は検体測定室では、血糖、HbA1c、HDLコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪、ALT(GPT)、AST(GOT)、γ-GT(γ-GTP)の8つの項目が検査可能ですが、検体測定室により測定できる検査項目やその検査金額はそれぞれなので、検体測定室に確認してください。

検体測定室の開設・運営を支援

検連協のもうひとつの大きな活動が検体測定室に関心の高い薬局に、検体測定室開設や運営の支援を行うこと。「血液を扱いますので、厚生労働省より示されている『検体測定室ガイドライン』(PDF)を遵守して開設・運営することが必須です。また、この血液検査は測定であり、医師の診断ではないので、測定した人に検査の意味を正しく伝えるなどのスキルも大切ですね」と海老塚さん。

検連協のホームページでは、検体測定室の開設のためのマニュアルや提出書類をダウンロードできるようにしています。また協議会会員になると、運営用の書類も一式、ダウンロードでき、会員対象のeラーニングや研修会などにも参加することができます。


まちの健康づくりの場としての薬局を目指して

現在、検体測定室は全国で1,300件を超えました(2016年9月現在)。「目標は5,000件。身近なところに検体測定室があることをめざしています」とのこと。実際、薬剤師の方は検体測定室に関心が高く、「最近では、JAPANドラッグストアショーで、開催4日間で検体測定室として1,000件以上の測定をしたのですが、『測定は教育の場です』と全国から40人以上の薬剤師さんが手弁当でスタッフとして参加してくださり、いい勉強になりましたといっていただけました」。

そして「薬剤師は、検体測定室のような予防的な活動をしていかなければという思いや、新しい役割ができたのならやってみたいという意欲的な人が多くいることを実感しました」と海老塚さんは話されました。検連協では、こうした活動を通じて、検体測定室の運営により薬剤師のスキルアップを支援し、薬局自体が地域の健康づくりに役立つような健康づくりステーションとなることを目指しています。


編集後記

今回の取材は、生活改善しても、変化がわかりにくい血液検査が地域で手軽にできる場について知りたいという思いからスタートしました。
取材で印象的だったのが“予防”にとり組む薬剤師の方々の積極的な姿勢。こうした薬剤師の方々と「検体測定室」を通して、保健指導の場とうまく連携できたら、地域の健康UPにきっとつながるのではないでしょうか!

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